※縮小画像のため大変見づらいかもしれません。 画像をクリックすると大きく表示されます。 前回のコラムでは「書きグセをつける」ためにどうすればいいだろうかという事を考えてきました。 1.書きはじめが容易で 等を提案しました。 さて,書いただけでは手帳の役目としては不充分でしょう。 『手帳には書いていたのに,すっかり忘れていた!』 なんていう自体になりかねません。 そこで今回は,ノートとシステム手帳に分けて,何時どうやって読み返す事ができるか考えてみたいと思います。 前回書き込みやすくするためにノート一冊にしてしまうように勧めました。 その転記をする時間に改めてノートを読み返してみることができそうです。 ペンを片手に転記したい情報を片っ端からチェックしていきます。ボールペンよりも蛍光ペン(黄色)がいいかもしれません。 もちろん読み返すためにはある程度のまとまった時間が必要でしょう。 最初からその時間を予定しておくのもいいですし,常に2冊持ち歩いていて「あ,今なら時間が取れるかも」と思ったら,喫茶店にでも飛び込んで転記するといいかもしれません。 経済評論家の西村晃さん(このサイトで何度もご本人の許可なく紹介していますが・・・)は,新しい手帳を下ろすときに前の手帳に貼り付けてあるポストイットを一通りチェックして,必要な分を貼り替えておられるそうです。 これは先ほどの転記と同じ事ですが,転記ほど手間がかかりません。 だから転記するよりもたっぷりの時間をとって一つ一つじっくり読む必要があるのではないでしょうか? 僕は子供の頃から趣味は読書なのですが(斎藤美奈子さんに文句言われそうですね),最近本を読むたびに誤字,脱字を発見する率が高い気がします。パソコン・ワープロで文章が作りやすくなっているので(そうでなければ僕なんて文章を書こうとは思いません)そういうミスが手書きよりも多いのではないでしょうか? 手間をかけないということは,本人に覚悟というか気構えがないとすぐに安易な方向に進んでしまい結局なんの成果も上げられない気がします(もちろん自分に対する戒めです)。 ここからはシステム手帳の話になります。 以前システム手帳に書き込んである事柄を10のカテゴリに分けたという話を書きましたが,これはあくまで書き込みやすさを狙ったものでした。 まず必要な情報がすぐに検索できる。 僕は記憶力がどうかしているのか時間順で並んでいるとかえって検索するのに手間取ってしまいます。パソコンの横の資料立ては『「超」整理法』で並べてあるのですが,ちょっと古い資料になるともうどこへ行ったかわからなくなります。 そのため最初システム手帳でも時間順にして後ろのページから書き込んでいた(新しいページが挟み込みやすくなるので)のですがかなり早い時期に必要な情報がどこにあるのかわからない状態になりました。 カテゴリ別に整理したら検索はかなり速くなりました。 つぎに頭の切り替えがしやすい。 時間順に並べていたころは,たとえば後ろのページから読み出していると次のページでは違う分野の情報が書かれているのでそのつど頭の切り替えをしなくてはならずできない事ではなかったのですが,結構面倒くさかったです。 いま現在,カテゴリ別に分けているとそのカテゴリを読んでいるときはその分野の事だけに集中できるのでとても読みやすいです。 システム手帳に限らないと思いますが,ブックマーク(しおり)は絶対必要でしょう。 システム手帳愛用者でこのブックマークリフィルを使用していない方はおられないのではないでしょうか? 予定表(スケジュールリフィル)の当日のページには必ずこのリフィルをつけていると思います。もちろん僕もそうです。 ちなみにカテゴリ分けするために使っているインデックスリフィルは上と横にインデックスがはみ出ています。 このブックマークのおかげで目的のページにスムーズにアクセスする事ができるので,かなりストレスが軽減されます。 手帳にいっぱいの情報(ちょっとした小物なども)を入れると手帳がパンパンに膨れ上がってしまいます。 こんなときに役立つようにとたいていのシステム手帳にはガッチリ留めるためのベルトが付いています。 スナップボタンやマジックテープ,ベルト通しみたいなものに差し込むタイプ,僕の手帳はマグネットで留められるようになっています。 これ,面倒くさくないですか? 手帳を取り出し,ベルトを外し,目的のページを探して,読む。 僕は正直な話し面倒です。 本当は一番面倒なのは取り出す行為なんですが,これに関してはいま現在解決策を思いつけないので保留します。 そこで矢面に立つのがベルト。 カバンから取り出して,サッと目的のページを開く。 それだけで面倒くささが軽減される気がするのですが・・・。 でも,僕はやってないんです。 どうしてもマグネットボタンを留めてしまいます。それにカバンの中で知らずに外れていたりするとなんだかいやな気分になります。 こういう感情面が最大の課題ですね。 ざっといくつかの提案をしてきました。自分がシステム手帳で実践していることもあれば, システム手帳の項目で書かなかったことがありますが,リフィルの整理をするときにも読み返すことができそうですね。 でも一番いいのは,気がついたときに手帳を開いて読むということです。 ちょっと暇だな。と感じたときにサッとカバンから取り出して読み返してみる。 「書く」と「読む」これからちゃんと実践していこう。 と,思いました。 |
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